2015/05/14(thu)

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●青年期は返済期間、壮年期は将来見通しが強み

 収入や家族構成、共働きの可否などによって住宅を購入する時期は様々ではないでしょうか。 年齢の若い時期に購入したい場合、または家族ができて一定期間が経ってから購入したい場合など、タイミングを検討する際に押さえておきたいのが購入時期および借入時期によるメリット・デメリットです。

 青年期の購入の場合は返済期間を長く確保することができ、35年ローンであっても定年前までの完済を目指しやすいのがメリット。 将来に残された時間をフルに活用して、余裕を持った返済計画を立てることができます。 一方で仕事上のキャリアと家族構成の両面でまだ定まらない部分も多く残るため、将来計画を変更することが困難になってしまうケースも想定されます。 職業や家族の将来像を十分考慮しての判断が大切です。

 壮年期になると若い頃に比べて頭金となる預貯金を確保しやすい傾向があること、キャリアと家族構成の見通しが立てやすいことで購入の決断がしやすくなる一方、年齢を重ねるごとに安定収入によって返済できる期間が減っていくことを忘れないことが肝心です。

 

●住宅ローンは長期で借入れ短期返済を目指そう

 住宅ローンの返済における優先事項は、収入や預貯金を考慮してすべての期間にわたって安定的な返済ができること。 例えば共働きなどで収入に比較的余裕があり短期間の返済計画を立てる場合でも、仕事と家庭における予期しないリスクは残るため無理は禁物です。 借入期間は余裕をもって長めに確保しておき、繰上げ返済による利息軽減と返済期間の短縮を図るのが賢明な方法。 先に借入期間を短く設定してしますと予期せぬリスクに対応しにくく、一旦決めた期間を伸ばすのは難しい場合があるからです。 繰上げ返済についても預貯金残高が減りすぎないよう考慮し、十分な生活費を手元に残しておくことが重要になります。

 子供の教育費はあらかじめキャッシュフローを考えて支出の増える時期を見越しておくことも必要。 また、ローンの借り換えに関しては変動金利のほうが有利な場合があると同時に金利上昇のリスクを伴うため、最大でどの程度まで許容できるかを把握しておくようにしましょう。

 なお、ローンの完済以降に余計な修繕費用がかからないよう、新築の際に十分な施工品質と住宅性能を確保しておくことを忘れてはいけません。

 地場の信頼ある工務店の施工と高い住宅性能を兼ね備えた長寿命住宅で、老後の生活にも安心を残すことをおススメします。

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