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● 想像以上に多い家庭内事故、高齢者と乳幼児はここに注意

 家庭内で起こる不慮の事故は想像以上に多く、直近の統計データを見ると国内で年間1万人以上が亡くなっており、乳幼児や高齢者で発生件数が多くなっています。

家づくりの際は将来を見据えて、できる限り危険要素を取り除いておきたいもの。

本来は安心して過ごせる場であるはずの住宅内ですが、どのようなリスクが発生しやすいのでしょうか。

 特に気をつけたいのが屋内での転倒や転落などの事故。

身体能力が低下する高齢者の場合はわずかなケガが骨折や重篤な障害にもつながりかねない為、決して軽視できません。

転落事故の起きやすい階段はカーペットなどの滑りにくい素材が理想的。

手すりは頑丈なものを適切な位置に配し、中間には踊り場がある方が上階からの転落の危険を軽減できます。

勾配や足元の明るさにも配慮し、プランニングの際は外見のデザインだけでなく十分な安全性を確保しておきましょう。

また、転倒事故は段差のない居室でも思いがけず発生する為、危険なものや滑りやすいものを床に置かないなど、

家族で生活上の習慣付けをすることも大切です。

 乳幼児で配慮しておきたいのは階段のほか、コンセントなどの電気まわりや火を扱うキッチン、ベランダの転落対策や後述する浴室などが挙げられます。

ドアや引戸は手を挟まないようドアクローザーやストッパーなどで対策をしておきましょう。

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● 浴室は温度差解消が大切、事故原因をひとつずつ減らす

 様々な面で注意したいのが浴室です。濡れた床で転倒する危険とともに、

使用中は裸だとケガをしやすいという面も。高齢者向けには手すりなどは適切な位置に設置しておき、

段差を減らしたり万一の際に明けやすいようにしておくことなどが有効です。

また、乳幼児はわずかな水深でも浴槽でおぼれる恐れがあるため、

使用後は水を溜めないようにしたり、子供が簡単に出入りできないようにしておきましょう。

 またこの寒い時期の一番の問題として、脱衣所と浴室等に温度差があると血圧が急激に変動して心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすヒートショックが上げられます。

脱衣所に暖房を設けるとともに、屋内の温度差をできるだけ均一にすることが大切です。

その点『みうら屋の家』は家全体をまるごと断熱して暖かく保つため、寒い冬も部屋ごとの温度差がなく心配ありません。

 家庭内事故の原因は家づくりの段階と事後的な対策でひとつずつ減らしていくことが可能であり、できるだけ先手を打っておくことで安心した環境に近づけることができます。

プロのノウハウを得ながら予算や諸条件の中でポイントを洗い出し、細かな検討を重ねていくことが大切なポイントです。

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