2016/03/05(SAT)
● 低金利で固定金利型は有利、変動金利型は動向に注意を
日銀のマイナス金利導入により、銀行預金や生命保険、
株や投資信託など金融に関わる生活への様々な影響が報じられるようになりましたが、
このことで注目が集まっているのが住宅ローン金利の動向です。
「住宅ローンは今が借り時」という意見を耳にすることもありますが、
これは具体的にはどのようなことを指しているのでしょうか。
住宅ローン金利には大きく分けて利率が一定の固定金利型、
定期的に利率が見直される変動金利型があり、
固定金利型は「フラット35」に代表される全期間固定型と、
固定期間選択型に分かれます。
固定金利型は長期金利を指標とするため、
経済の動向でこの長期金利が低下すると続けて固定金利が低下する傾向にあります。
低金利で固定金利型の住宅ローンを組むと支払利息が少なくて済み、
より有利な条件で借入できることになります。
また、総支払額が計算しやすく、家庭のおける将来設計が立てやすいのも固定金利の特徴です。
変動金利型は一般に年2回金利を見直し、調整を経て5年毎に返済額が見直される仕組みで、
固定金利型に比べ金利が低いのが特徴。
利息を抑えられる可能性とともに金利上昇に応じて総支払額も増えるため、
金利動向の定期的なチェックや借換えの検討を含めたリスク管理が重要になります。
● 元金を減らすことが大切、住宅性能が高いと金利優遇も
住宅ローンの利息を軽減するにはできるだけ早く元金残高を減らすことも重要です。
返済方法には元利均等返済と元金均等返済があり、
元利金等返済は毎月返済額が一定で計画が見通しやすいが元金が減るのに時間がかかり、
元金均等返済は返済始めの負担が大きいが元金が減りやすいという特徴があります。
住宅ローンの返済期間は余裕を持って長めに設定し、
繰上返済を併用しながら可能な限り短期間で返すことを意識しましょう。
また、頭金の割合や住宅性能など一定条件で有利な金利で融資が受けられることもあります。
「MIURA-YA'S HOME FPstyle」は省エネルギー性や耐震性などの住宅性能に優れ、
安心で長持ちする健康的な家づくりが出来るとともに、金利優遇をねらう際にも有力な選択肢になります。
「今が借り時」という場合、現在の低金利水準を指すことが多いと考えられますが、
住宅ローン金利は金融機関やその時々の経済情勢のよっても様々で、種類によっても特徴が違うため、
ご家庭のライフプランに合わせて十分検討することがとても大切なのです。